2020年12月25日
2020年と2021年の年末年始と今までの感謝、今後の抱負
遠藤メソッド代表の遠藤勇です。
年末年始のご挨拶と、代表としての最後のご挨拶をいたします。
2020年は多くのことがありました。新型コロナ、米国大統領選挙、東京五輪の中止、そして、弊社では世代交代があります。弊社世代交代は、悲観的なものではなく前向きな変化です。この一年、多くの方にご支援頂きありがとうございました。「行為保証」を深く研究し、多くの真理が見えてきました。その中で研修の質が向上した一年でもありました。これも皆様のおかげと感謝しております。多くの気づきを与えて頂いたのも、皆さんの疑問・質問からです。謙虚に自己研鑽して「行為保証2.0」を進化させて、今後も皆様に貢献いたしますので、来年もご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。新年のあいさつとして、皆様の明るい未来、在りたい未来の実現に向けて、実現することを祈念いたしております。
世の中での出来事で、いくつか危惧するところがございます。新型コロナウイルスの影響で、みなさん大変な状況だとは思いますが、一方で冷静さも必要かと考えております。感染力が心配ですが、経済停滞も非常に心配です。結果、若者の自殺者数増加が一番悲しい出来事だと思っております。私は、67歳で高齢者の域に入ってまいりました。家族には悪いですが、仮に何かあれば諦めてもらいます。しかし、若者が仕事をなくし自らの命を絶つなど、もし自分の息子が自殺を図ったらと考えると…、今まで、苦労・喜びも共にした家族を失うことは、大きな後悔を生んでしまいます。そうならないための手立てはないのかと、考えてしまうでしょう。医療関係者の方々の努力には、厚く御礼申し上げたいと思っていますが、しかし、もっと自殺者増加のメディア報道が、あってほしいものだと思ってもいます。このことを対応しながら世の中の仕組みとして、何に注意すべきか、経済活動を維持しながら考えることを、もっと発信されても良いのではないかと感じています。
次に、米国大統領選挙の報道です。ネットと公の報道には、その内容に大きなギャップがあり、どちらが正しいのか見極めることが難しいところです。今回の投票結果で不正があるという報道もあり、これで投票結果どおり大統領が決まれば、世界の民主主義は終わるとまで言われています。それほど大きな問題であれば、選挙結果を二分する様な報道があっても、よいと思います。意見は、いろいろとあって当然ですが、報道が世論を一方向に誘導してしまうようなことは、甚だ疑問です。
また、東京オリンピックは開催してほしいと考えております。開催するためには、どうすれば良いのか、どうすれば出来るのかを議論する報道が少なく感じます。社会全体で開催に向けて努力出来るようになればと思います。
いろいろと意見を述べさせていただきましたが、最後に私の今後についてお話させて頂きます。先日、開催致しました「行為保証サミット2020 Web講演」で、株式会社遠藤メソッドの代表取締役交代を発表いたしました。私は自分の責任で起こしたこの考え方普及のため、55歳の創立から20年は働く思いで、75歳まで働く宣言をしました。(健康でありさえすればですが)営業企画部長が話す決意のなかで、0から1への貢献を認めていただき、自分の世代では、1から100を目指すと力強く、抱負を語って頂きました。私としては、ありがたく心に響きました。
2008年の創業の時に思っていたことは、後継者の育成でしたが、当初は、目処も立っていませんでした。しかし、その大きな課題はクリアできたかと感じています。そのことについては、大変感謝しております。今後、私はフェロー(上席研究員)として「行為保証2.0」をよりレベルの高いものにし、使いやすい理論構築を図れるよう研究してまいります。具体的には、今までと同様に、企業様を指導をしながら、皆様からの疑問を研究テーマに、より明確な考え方を構築してまいります。
先日も「行為保証サミット2020WEB講演」でお話いたしましたが、今年一番感じたことは、製造技術標準(PSS)の重要性です。私が一番力の入れるところは、この製造技術標準の指導です。これが充実すると、大きな力になると考えるからです。
1)製造技術標準の「何を、何で、どんなふうに、どんな基準で」は「ノウハウの見える化」で、私の発見、考案の中で行為保証の考え方に次ぐ、もしくは、同等以上に重要な考案であると確信いたしまた。
2)思考の訓練ができ、研修者は現場で不安全行動が見えることに気がつくと思います。
3)「ノウハウの見える化」が出来て、自社の無形の財産を有形の財産にできたことを実感します。
4)今までノウハウ・技術技能の伝承する難しさが、口伝にあると認識します。同じ文法で書かれた製造技術標準を一度理解した作業者は、文法が同じであれば、時間かけず正確に理解ができ、結果的に不良を造ることがなくなります。
5)現場力の劣化がなくなり、行為保証の考え方が現場の文化になることを実感します。
残念ながら、導入した企業様のなかには、劣化傾向の現場もあります。耐性の強さは、この製造技術標準の精度にあります。ここから綻びが発生すると言っても過言ではないと思っております。私が指導するときに、よく使う「愚直」という言葉です。この製造技術標準の文法を愚直に守る訓練こそが、基礎になると考えております。
多くの現場で「行為保証2.0」は、評価していただいていると思います。理論・教育のところは、Web配信動画コンテンツを、間もなく提供できると思いますが、残念ながら製造技術標準の指導できるレベルには至っておりません。実際には、指導は難しいと思っております。製造技術標準の作成には、パラダイムトラップがあり、理論・教育だけではパラダイムシフトできないからです。この指導では、習慣思考・行動の変化までを求めなければならないことを、13年間の指導を通して感じています。また、製造技術標準の運用には、運用の難しさがあります。あくまで製造技術標準がかけることが出来てからの話になります。このような気づきを求め、今後も考え方の構築を行い、皆様の取組が成功するようサポートしたいと思っております。
代表職は、次世代に任せることにいたしましたが、皆様には、今まで以上にご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。これから、本当の意味で「行為保証2.0」普及のフェーズに入ると思います。私は67歳になりますが、まだまだ自己研鑽して頑張ってまりますので、今後ともご支援の程よろしくお願い申し上げます。
以上、元気な初老よりご挨拶申し上げます。
2020年12月 代表取締役 遠藤 勇
posted by 遠藤メソッド「行為保証2.0」公式ブログ at 15:21| お知らせ