2014年08月15日

品質不良における、多くのムダ

品質不良における、多くのムダ
品質のムダ…経営者は、作業者は、何を知るべきか。

JIT生産方式の中に、7つのムダと評するムダが教育のなかで語られる。

1 つくりすぎのムダ
2 手待ちのムダ
3 運搬のムダ
4 加工そのもののムダ
5 在庫のムダ
6 動作のムダ
7 不良をつくるムダ

ムダ取りは非常に大切であるが、「不良をつくるムダ」と一言で片付けるレベルではない。生産効率を向上させる中でのムダは多くあり、経営効率に影響しており非常に大切であるが、「不良をつくるムダ」以外、顧客から信頼を直接失う様なムダはない。我々が発生させるムダで、不良、特に再発不良の品質問題は、信頼失墜という面では時に致命傷になる事がある。

品質不良における、多くのムダ(信用を無くすムダ)

1  手直しのムダ
2  選別のムダ
3  トレサのムダ
4  真因究明のムダ
5  暫定対応のムダ
6  開梱のムダ
7  回収のムダ
8  直行率低下のムダ
9  スクラップ費用のムダ
10 ライン停止のムダ
11 代替え対応のムダ
12 市場での故障対応のムダ
13 捕捉対応のムダ
14 売価率減額・低下のムダ
15 リコールのムダ
16 機会損失のムダ

上記にいくつか書いたが、考えてみれば多くのムダがそこにあり、この不良が顧客へ届けば初期故障として苦情、クレームになる。その時点で、お客様の中でもムダを発生させ、不必要なコストとリスクを発生させている。経済的には、瑕疵対応の義務があり対応するものの、そこには信頼の失墜という負の残り物がある。そしてすべて対応出来るモノではなく、顧客が被るロスがある。

経営者の方は、このリスクを本当に考え行動に移せているのか。負の積算がが大きな経済変化の中で現実化し、転機になる状況は我々は経験の中で知っている。個人といえど、会社と労働者でもシンプルにこの原理は作用する。具体的には、リーマンショックの時のドラスチックな整理の中で、品質の悪い企業は仕事がなくなり、優秀ではない作業者は仕事を失う結果に繋がっている。

この様なリスク回避の為に、不良を作らない仕組みを行為保証(目的意識を持った動作の保証)という考え方をベースに、「プロセスを保証されていない出来映え管理 → プロセスを保証した出来映え管理に移行すること」を提案しています。また、多くの企業様で問題になっている、現場のノウハウ・暗黙知を「製造技術標準」に残し、形式知として伝承出来る形にすることも提案しています。

諸先輩方が造り込んできた品質管理の方法論で、時代をリードし凌駕する品質大国になった日本。この考え方、実践力を否定することは何もありませんが、産業界は一歩進んだ品質管理を模索しており、その中に、プロセス管理の品質管理を模索している現状があります。そこに一石を投じている考え方が、行為保証(目的意識を持った動作の保証)における、プロセスを保証されていない出来映え管理 → プロセスを保証した出来映え管理に移行することなのです。

行為保証(目的意識を持った動作の保証)という考え方を普及させ、新しい品質管理を構築したい。現状の有り様をブレークスルーしたい。この考え方を導入するに当たっては、現状の出来映え管理の習慣思考が、パラダイム(ものの見方)トラップとなり、なかなか移行できない状況があります。ここをガイドし、我々遠藤メソッドは産業界に貢献したいと考えております。

posted by 遠藤メソッド「行為保証2.0」公式ブログ at 00:00| 品質管理