2016年02月22日

ISO9001:2015 改定のポイント「組織の知識」

ISO9001:2015 改定のポイント「組織の知識」
ISO9001:2015 改定で導入された要求事項ですが、具体的ではなく、どのようなものまで含まれるのか明確ではありません。規格では「プロセスの運用と製品・サービスの適合のために必要な知識」と言い、そして注記の中で「組織固有のもので経験から得られるもの」ということが言われていますが、これでは現場のノウハウ「暗黙知」を管理してくださいと無理難題を押し付けられているように聞こえるかもしれません。

しかし、このノウハウ「暗黙知」について、遠藤メソッドの行為保証では1つの答えを提示することが可能です。製造プロセスでは表現しきれない、現場のノウハウ「絶対してはいけないこと」「絶対しなければならないこと」を行為保証の運用ツールである「製造技術標準」にすれば、ノウハウだけを抽出し「形式知」にすることが可能です。現在ある手順書や作業標準に製造技術標準の番号をリンクさせておけば、あとは手順書や作業標準を改版することなく、製造技術標準の最新版管理だけでどの手順書や作業標準も最新版です。監査の準備もいりませんし、何より生きたノウハウ「暗黙知」を製造技術標準「形式知」にしているので、現場で使い回すことが可能です。この運用で結果的に「パフォーマンスの向上」が現実のものになります。

今日のシステムで、再発不良から学んだベテランのノウハウが、将来に維持伝承されるようになっているか?個々の作業者が過去の失敗から経験的に持っている「カン」「コツ」「急所」など文書化されていない「暗黙知」をどのように「管理」するのか、ということです。ベテランの退職にともない必要な現場力「ノウハウ」が失われ、今までの品質を維持できなくなり、問題が発生してしまったりすることがないように、必要な「ノウハウ」を維持・伝承していく仕組みを構築することが重要です。

この改定を好機と見て、さまざまな企業様がISO9001:2015版と行為保証を組み合わせ、審査に合格しています。是非とも皆さまもISO9001:2015版と行為保証の相乗効果を検討してみてください。

posted by 遠藤メソッド「行為保証2.0」公式ブログ at 15:37| 品質管理