2017年11月06日

「データ改竄問題」の本質は「製造品質」 にあり

「データ改竄問題」の本質は「製造品質」 にあり

品質という言葉で「製造品質」が浮かぶ人はあまりいないと思う。
しかし、この製造品質の造り込みの製造技術が社会の根幹を揺るがすことになると、
私は確信しています。

連日報道されている「データ改竄問題」、ニュースではコンプライアンスの部分を大きく報道していますが、不良品が出なければ改竄問題は発生しません。
それも製造品質です。
設計品質は確立された機能と性能で現場にリリースし、それを具現化し商品として世に出すことで、会社があって社会が構成されており、そこを評価され、品質立国としての日本がある。

今その根幹を揺るがされているのです。

戦前までの技能伝承は、気持ちで品質を造り込む徒弟制度による厳しい弟子時代にがんばって造り込んだ製造品質です。
戦後に入り現在まで70年間アメリカ軍用規格があり、出来栄え確立論(SQC)で育ち、
独自のTQCの中で品質の造り込み文化を大きく成長させ、世界を凌駕する品質大国に成長して
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(エズラ・ヴォーゲル著)の達成にあった。

人口ボーナス期の中で、人も社会に資源として投入して品質文化が継承できた時代から、
今日ではそんな環境はなくなり、ものづくり現場に気持ちを持っていた技術者が現場を去る状況である。
多くの技術は暗黙地であり、現場力の低下に繋がっているのです。
こればボロボロと発生している「データ改竄問題」の根底の本質ではないかと思うのです。

posted by 遠藤メソッド「行為保証2.0」公式ブログ at 00:00| 品質管理